2026年8月9日日曜日

再会



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つい先日、十数年ぶりにインド舞踊の古い友人から連絡があった。
なんでも舞踏の合宿に参加するために月末から8月初旬にかけて日本に来るとのこと。

アメリカ生まれ/育ちのインド人で同い年のMaliniは、バラタナティヤムの姉妹弟子で2002年頃から数年の間は毎年のようにチェンナイで会っていた。最後に会ったのは何年前だったっけ??
Odissiを踊り始めてからはあまりチェンナイに行かなくなって、タイミングが違ったり色々でいつの間にか会わなくなっていった。

舞踏の合宿が富山だったので帰国前に長野市に寄ってもらいそこで会うことに✨
帰国前の1日、東京で過ごすよりは善光寺の宿坊に泊まったら素敵な日本の体験になるんじゃないかと思い提案した。私も初めて知ったけど、宿坊に泊まると精進料理も食べられるし善光寺のお朝事(朝の法要)にも参加できる。

そんなわけで昨日は長野市までドライブ。道中チェンナイで彼女と共にした色々な場面が目に浮かんだ。

駅の改札から出てきた彼女は見た目は以前とほとんど変わらなかった。
(もちろんお互いそれなりに年はとったけど)
まるでタイムマシーンのような不思議な感覚。
おりしも雨がザーザーと激しく降り出したのでまず駅ビルでランチ。
十数年振りなのに、まるでついこの間会ったかのように自然に会話が進む。

食事が終わる頃には雨は止み、宿坊でチェックインを済ませてからお寺へお参りに。
久しぶりに訪れた善光寺は荘厳で、何度か来たことあるのに新鮮な感動があった。
善光寺には「お戒壇めぐり」という、真っ暗な回廊を手で壁を触りながらゆっくり進み、「極楽の錠前」を探り当て秘仏のご本尊と結縁する道場がある。回廊の入り口はまだ外の灯りが少し入るが進むほどに真っ暗になり何も見えない。
真っ暗闇の中、壁をつたって時々前を歩く彼女にぶつかりながら進んでいくとガチャガチャと鍵を触る音が聞こえてくる。音がだんだん近づいてきて、私の手に鍵が触れる。他の人と同じようにガチャガチャと動かして音を出し進んでいく、、、。出口か近づくと少し明るくなってきて、やっと外に出ると開放感と共におかしさが込み上げてきて二人で笑っていた。

その後お土産を探しに門前通りをおしゃべりしながら歩き、日が暮れ始めてカフェで休み、二人の共通のインドの友人とビデオコールで話す。そのあとまた少し歩いた。
名残惜しいが私は翌日予定もあったので彼女を宿坊まで送ってお別れした。駐車場に向かって歩いているとポツポツと雨が降り始めた。



Just the other day, I heard from an old friend from my Indian classical dance days whom I hadn’t seen in more than a decade.
She told me that she would be coming to Japan from the end of July through early August to take part in a Butoh retreat.

Malini, an Indian woman born and raised in the U.S. and the same age as me, was my fellow disciple in Bharatanatyam. From around 2002, we used to meet in Chennai almost every year for several years. When was the last time we saw each other, I wonder…?

After I started dancing Odissi, I spent less and less time in Chennai, and with our schedules no longer quite lining up, somehow we gradually lost touch.

Since the retreat was being held in Toyama, we decided that she would stop by Nagano City before flying back home, and that’s where we would meet again. ✨

I thought that, rather than spending her last day in Japan in Tokyo, it might be a lovely way to experience a little of traditional Japan if she stayed at a shukubo, a temple lodging, at Zenkoji Temple. I had never stayed at one myself, but apparently guests can enjoy shojin ryori, traditional Buddhist vegetarian cuisine, and even take part in the morning service at Zenkoji.

And so, yesterday I drove to Nagano City. Along the way, all sorts of memories of the times we had shared in Chennai came vividly back to me.

When she came through the station ticket gates, she looked almost exactly as I remembered her.
(Of course, we have both aged a little!)
It was such a strange feeling, almost as if I had stepped into a time machine.
Just as we arrived, the rain suddenly came pouring down, so we first went to a restaurant in the station building for lunch.
Even though we hadn’t seen each other for more than ten years, the conversation flowed so naturally, as if we had only seen each other the other day.

By the time we finished lunch, the rain had stopped. After checking in at the temple lodging, we went to visit the temple.

Zenkoji was as majestic as ever. I had been there several times before, but this time it moved me in a completely fresh way.
There is a place at Zenkoji called Okaidan Meguri, a passageway beneath the main hall where you walk slowly through complete darkness, feeling your way along the wall with your hands. The purpose is to find the "Key to the Pure Land" and form a connection with the hidden principal Buddha.

At the entrance, a little daylight still filters in, but the farther you go, the darker it becomes, until eventually you can see absolutely nothing.
In the pitch darkness, we made our way along the wall, occasionally bumping into each other. Then we began to hear the sound of someone fumbling with a lock.
The sound gradually came closer, until my own hand finally found the lock.
Just like everyone else, I moved it back and forth, making that little rattling sound, and then continued on.
As we approached the exit, the darkness slowly gave way to light.And when we finally stepped outside, we suddenly felt so relieved and found the whole experience so funny that we both burst out laughing.

After that, we wandered along the street in front of the temple, chatting as we looked for souvenirs. As the sun began to set, we stopped at a café for a little while, then walked around a bit more.

Eventually, though it was hard to say goodbye, I had plans the next day, so I walked her back to the temple lodging and said farewell.
As I was walking back toward the parking lot, I felt the first few drops of rain beginning to fall again.



2026年6月22日月曜日

夏至の日の仔猫の大冒険

 一昨日、夏至の前日に旦那が歯医者へ行こうと車で走っていた時のこと。
交差点の手前の道路の真ん中にうずくまっている仔猫に気付き、急ブレーキを踏んだが仔猫をを車でまたいでしまったそう。
急いで車から降りて下を覗き込むとあら不思議、仔猫の姿がない!
本当に猫だったのか?
おかしいなあと思いつつも歯医者へ行き帰宅。
その後私と雨の中夕方買い物へ行き温泉をくんで帰る。
暗くなり始め夕食の用意をしている時、雨の降る音に混じって鳥のような、猫のような声が聞こえてくる。普段こんなに暗くなってなく鳥もあまりいないので、ひょっとして雛でも落ちてるのかと思っていた。
その後も断続的に聞こえてくる。
「あれ猫の声じゃないの?」と旦那。「えー鳥でしょ」と私。
しばらしして「やっぱり猫だよ!」と外に出て雨の中傘をさし声の聞こえる方向を探す。
「車の下から中にはいったのかもしれない」と旦那は作業着に着替えて車の下に潜り込む。
「やっぱりいた!」となんとか腕を入れて猫を掴んだが噛まれて手を離すと、仔猫は素早く走って庭の薪が積んである棚の下へ逃げ込んだ。
「今日はもう無理だな」と、私はご飯に鰹節をかけた物をトレイに入れて棚の下に置いておいた。昼間から夜まで、走る車の内部に、飲まず食わずにずーっと独りでいたなんて!さぞかし怖かっただろう。
気になりながら眠りについて翌朝覗くと姿は見えないが、餌は少し減っていたので少し安心。さて、どこへいったのか、、、、
いつもの朝のルーティーンをやっているとやっぱり声がする!今度は車の下ではなく、もう一つの薪置き場のあたりからだ。
覗いてみると最初は見つからなかった。やっぱりまた車の中に入ってしまったか???と旦那がチェックするといない、、、、
You-tubeにあった仔猫の声を流してみると、薪置き場のあたりからにゃーにゃーと必死になく声がする。
やっぱりいた!仔猫の鳴き声(猫が寄ってくる猫の声とかいうやつ)をかけながら二人で協力してなんとか昔使っていた布製のケージに追い込み保護できた!
怖い思いをしたので警戒心が強く、ケージの中においた段ボールからなかなか出てこない。とりあえずご飯もよく食べて元気にないているので、時間をかけて慣れてもらうしかない。

3月の春分の日の少し前に、18年一緒にすごした黒猫のみのすけが旅立っていき、初めて夫婦二人だけの生活にさみしくもあったが特にすぐに猫を迎える予定はなかったが、、、
夏至の日に大冒険の末に我が家に仔猫が来た。
縁というのは不思議なものですね


2026年5月8日金曜日

竹の花と観音様

 「竹の花を見に行こうよ」

主人に誘われて、今日の午後竹の花を見に出かけた。

竹の花は60年〜120年に一度しか咲かないという。しかも咲いた後は枯れてしまうそうだ。

それがいま松本の牛伏寺で咲いているという。牛伏寺へいくのは何年ぶりだろう?

あれは2009年、、、その頃仲間とやっていた33観音巡礼公演という企画で牛伏寺でインド舞踊の奉納をした。 

え?ってことは17年ぶり?!

家から牛伏寺へ向かう道中も、「あ、昔この辺りの公民館で踊ったなあ」とか「この辺りのデイケアに踊りに行ったなあ」とか。

如意輪堂に祀られているのは「如意輪観音」頬杖をついた優雅な姿勢で座っている。

 


如意輪観音は、六観音のひとつで、特に「苦しみを和らげ、願いをかなえる観音」として信仰されているそうだ。

あの時、ちょうど観音様の御前で踊りを奉納させて頂いた。その時のことも思い出しながらお参りした。なんだか時の流れの早さを感じるとともに、一つの時代が終わったような気がした。(新しい章はすでに始まっている)

さて、竹の花はどこにあるんだろう?

帰り道に道の脇で竹?笹?をよくよく見ると、、、、、これが竹の花か!地味で花に見えない


 

 そういえば先日「お金いらず安曇野」というFBのコミュニティにあげますと出したスーツケースがきっかけで、ネパールのルンビニの孤児院とご縁ができた。

スーツケースをもらってくれた方が長年ネパールでボランティア活動をされていて、お釈迦さまの生まれた土地ルンビニにある孤児院へ長野県の高校生のかいた絵手紙を届けているというのだ。

うちのフリースクールまんだらクラブに通う子たちにも絵手紙を描いてもらって、今朝その方にお渡ししてきた。

話が少し逸れたが、牛伏寺からの帰り道スーパーに買い物によると、駐車場から虹が見えた。

 

 

  

2026年4月20日月曜日

まんだら通信 Vol 4 ~まんだらクラブ1周年~

昨年から始めたフリースクールまんだらクラブ。

早いものでこの4月で一年が経ちました✨👏

この間久しぶりに来た子に「みおさん小さくなったね」といわれてドキッ。(確かに少しづつ縮んでるけど)「君が大きくなったんだよ〜」と返しました。

冬から春の活動を少し振り返ってみます。 

冬の間は雪が降ると庭で雪合戦したり、雪だるまならぬ雪猫やかまくらをつくりました。
子供達は雪が大好きですね。

目玉にビー玉をいれて完成
 

 藁細工を教えてもらったり、工作は綿棒で神聖幾何学をつくりました。 
工作など苦手意識がある子は、途中で何度か叫んでいましたが(笑)無事に完成し喜んでいました。

 寒いので室内で過ごす時間も多く、カードゲームや百人一首で盛り上がりました。
お昼は基本お弁当ですが、時々カレーやすいとんを一緒に作ります。子供達はすいとんを時計型にしたり星の形にしたりと楽しそうでした。

 3月は講師を呼んで「にじみ絵」を楽しみました。

 春になって外遊びの時間も増えてきました。
4月の第一回目は松本アルプス公園へ遠足。 
 
 
今日は講師を招いてストリングアート刺繍に挑戦しました。
厚紙に描かれた正方形の辺にある小さな穴を、規則にそって針で糸を張っていくと 、あら不思議、、、こんな形が浮かび上がってきます。
 

四色は地水火風の4つのエレメントを表しています。

 今日は三人だったのですが、午前中の1時間半ほどの間に進み具合もそれぞれ。
真ん中は中3の女の子の作品で、普段から手芸好きで手が早く、色は四色の変わりに二色選び、角の黄色の部分は自分で考えて仕上げました。 
 
まんだらクラブのおかげでわたしも子供に戻って、新鮮な気持ちで色々楽しんでします。
来週はなにしようかな〜 
 
まんだらクラブでは見学・体験随時受け付けています。
活動に興味のある方は一度お問い合わせください
sunandamio75@gmail.com
 
 

 

 

 

2026年4月10日金曜日

ミノスケの旅立ち

 
我が家のミノスケ(黒猫♂18歳)が3月15日の朝旅立って行きました。

ミノスケとの出会いは18年前。
松本アースデイのイベントで踊った時でした。

「会場に捨て猫がいる」とアナウンスがあり、見に行くとまだ目も開いていない子猫達が段ボールに入っていました。
その中から黒い子猫をもらってきて、帰り道に猫用のミルクと哺乳瓶を購入し、その日からしばらくは旦那と交代しながら夜も起きて3時間おきにミルクをあげました。
おかげで最初は百数十グラムだったのが日に日に体重が増えて行き、そのうち目も開きました。
綿棒を湿らせておしっこもさせていたのが、ある日「ニャー」と泣きながら初めて自分でおしっこした日を今でも覚えています。

 とにかく元気な子でよくじゃれてすごい勢いで走り回ったりジャンプしたり。
お風呂にも入ってきて、浴槽のまわりをあるいてお湯の中で手を動かすと手を入れて遊んだり、、、
若い時は鳥もよく捕まえて食べていました。



18年の時を一緒に過ごした沢山の場面。

ヨーガマットが好きで、ヨーガのクラスの時にマットのうえで寛いだり。
生徒さんに擦り寄って行くこともありました。

日常生活はもちろん、踊りの練習する時もヨーガする時もいつも静かに佇んでいた。

夫婦喧嘩していると私の足元にすーっと寄ってきてなだめれくれたり。

前の家から数百メートル離れた新居に引っ越す時も、旦那さんが建てていた時からちょくちょく来ていた。
近いので荷物を少しづつ運んでいたので、いよいよ新居に移るその日の朝にはすでにそこで待っていた。

毎年インドに踊りを習いに行くたびに、家に帰ってきてミノスケを抱っこするとホッとするのでした。 


 先住の犬みかん(享年18歳)を見送り、後から来た猫のぷんぷん(享年4歳)、やはり後から来た犬のフーフィー(享年14歳)も数年前に見送り、、、
私たち夫婦ふたりとミノスケの静かな生活になりました。

数年前から目が見えなくなって、それまでは自由に出歩いていたのが家の敷地内を囲ってその中で過ごすようになった。
時々一緒に敷地から出て林の中も散歩したけどだんだん歩く距離も短くなってきて、最近は寝てることが多かった。
ああ、もうすぐかな、、、と思いつつ、でも二十くらいまで生きるかもしれないと期待もしていました。



そしてその日は突然やってきました。

この数年寒い季節になると、ミノスケはいつも私の布団に来て、顔の横で寝たり布団に入ってきて腕枕で寝たりしていた。
その夜もいつものように夜中私のところに来て布団に入り腕枕すると、かなり呼吸が早い。これはおかしい、、、
翌朝も早い呼吸が続き、これはいよいよかと胸騒ぎがして悲しくて悲しくて涙がでた。かなり迷ったけどもし何かできることがあれば、、、と思い動物病院へ行き検査すると、心臓が肥大し肺に水が溜まっているとのこと。
入院はせず家に連れ帰って見守ることにした。

帰ってきてチュールを半分食べて少しリラックスして横になったが、、、やはり呼吸が荒く、、しばらくすると起き上がり、少し外に出て、また部屋に戻り横になり、、を繰り返し、、、一晩苦中しそうで、二人で交代で横についていたが、朝8時ごろに私の腕の中で息を引き取った。
毎朝しているお祈りがちょうど終わってからだった。

ミノスケは「宇宙の母」の元に還って行ったのだ、と感じた。

最後まで自分の足で歩いて、18年の命を全うした。

お花で飾って、ネパールでもらったコットンのカタ(祈りの布)に包んでお祈りをして、翌朝庭に埋葬しました。

ふと気づいてみたら、ミノスケは私の母親の命日の翌日に旅立って行ったのだった。

数日後は春のお彼岸だったので、今まで見送った子たちや祖父祖母、母の写真を飾って祭壇を作り夫婦でちょっとしたセレモニーを行った。
今までこんなことしたことなかったのに。
母親の好きだった牛乳寒天を作りお供えして。
みんなミルクをのんで育ったんだなって気がついて、ちょっと不思議な気持ちになった。
セレモニーの後は清々しい気持ちになった。

とはいっても、ふとした時に悲しくて 涙がこみあげてきます。

18年間、私たち夫婦の歴史も、私のインド舞踊の歴史も静かに見守り寄り添ってくれたミノスケ。

長年私が旅に行くのを見送ってくれたけど、とうとう私が見送る番になりました。

私たち夫婦のところへ来てくれてありがとう。 

 

वासांसि जीर्णानि यथा विहाय
नवानि गृह्णाति नरोऽपराणि ।
तथा शरीराणि विहाय जीर्णान्
अन्यानि संयाति नवानि देही ॥ 2.22 ॥

「人が古くなった衣服を捨てて
新しい別の衣服を身につけるように、
同様に身体を持つ者は
古くなった身体を捨てて
新しい別の身体へと移っていく。」

インドの聖典Bhagavad Gitaの詩節より。